求人情報にある年間休日は、実際どんな感じで休みがあるの?

query_builder 2022/05/02
コラム
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普段の就活時になんとなく「年間休日120日なんだ。」くらいで、この年間休日を当たりまえのように感じていませんか?今回はこの年間休日が1年の間でどのように作用していくかを分析してみたいと思います。

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就職活動中に求人サイトなどに掲載される求人情報を確認するときに、気になる条件として年間休日は確認しますよね。いろいろな求人情報を見ていくと、それぞれの施設によって年間休日が、125日・120日・110日・105日とそれぞれ掲載されていると思います。これをカレンダーと合わせて、実際、どれくらいの休日があるのか把握してみましょう。なんとなく理解しているより具体的に知ることで就職・転職活動に役立つと思います。


年間休日とは

年間休日は、施設・病院が定める1年間の休日数のことです。これは経営者独自の判断で定めているので、施設・病院によって日数が異なります。労働基準法さえ守られていれば、それぞれの施設・病院によって違ってきます。年間休日は、法定休日と法定外休日の合計になります。

法定休日とは、労働基準法35条で規定されていて、雇用主が労働者に必ず与えなければならない休日のことです。さらに雇用主は労働者に毎週少なくとも1回の休日を与えなければなりません。

法定外休日には、施設・病院の創立記念日やゴールデンウィーク、夏季休暇などが含まれます。


休暇は年間休日に含まれない。

休暇と休日は同じ休みのように感じてしまいますが、以下のような違いがあります。

休日は労働義務がない日となります。また、休暇は労働義務がある日に労働義務を免除した日となります。


労働者の年間休日の平均は?

厚生労働省から発表された「令和3年就労条件総合調査」の資料によると令和2年の年間休日数の1企業平均は110.5日、労働者1人あたりの年間休日数の平均は116.1日でした。

年間休日数の割合を企業別でみると、年間休日100~109日が32.2%と1番多く、次いで120~129日が30.4%という結果となりました。年間休日数が100日以上の企業割合は、84.2%になります。

企業規模別にすると、従業員数が1,000人以上の企業では平均年間休日数が116.8日、従業員数300人~999人の企業では115.2日、100人~299人では112.9日、99人以下では109.0日でした。


具体的に年間休日をみてみましょう。

2022年の祝日を含めたカレンダーを使い、週休2日制で祝日を休日として見ると...

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カレンダーのように日曜日から土曜日を1週間とみて、2022年は52週と1日(52週×7日+1日=365日)になります。

休日を計算していきます。

52週×2=104日  


2022年の平日の祝日は15日 ※2022年の元旦が土曜日。

104日(週休2日の総数)+15日(国民の祝日)= 119日


年間を通して土日・祝祭日を休みとすると120日は休みになります。

これを目安にして求人情報を見るようにすると、ご自身がどれだけ働く必要があるかの判断材料になるかと思います。


2022年の国民の祝日は以下のとおりです。

元日(1月1日)

成人の日(1月10日)

建国記念の日(2月11日)

天皇誕生日(2月23日)

春分の日(3月21日)

昭和の日(4月29日)

憲法記念日(5月3日)

みどりの日(5月4日)

こどもの日(5月5日)

海の日(7月18日)

山の日(8月11日)

敬老の日(9月19日)

秋分の日(9月23日)

スポーツの日(10月10日)

文化の日(11月3日)

勤労感謝の日(11月23日)