看護師への道
看護師になるためには、どうしたらいいのか?
そんな疑問を今回は解決したいと思います。
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看護師とは…
国語辞典によると、「傷病者の看護および療養上の世話、医師の診療の補助を職業とする者。国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた者。」と解説されています。
この説明からも国家資格であることがわかります。
看護師は、保健師助産師看護法によって定められた資格で厚生労働省が毎年行う看護師国家試験に合格して初めて看護師になることができます。
では、国家資格を取得するために、どのような進路があるか説明します。
進学コースをまとめました。
看護師を目指すには、中学または高校を卒業後、まず看護学系の大学や専門学校などの教育機関で法律で定められた必要な教育を受け、受験資格を取得する必要があります。
看護師になるための第一段階は受験資格を得ることから始まるのです。
専門的な知識を有するため、受験資格を得なければんりませんが、近年、受験者数が増加傾向にある国家資格のひとつです。
医療とは関係のない職業の方が、ゼロから看護師を目指すには、大学や専門学校で必要な教育を修了する必要があります。
看護師資格には年齢制限がないため、高校を卒業している場合は、看護師専門学校か短大に 通ってからの受験になります。この場合は看護師まで最短で3年で受験資格を得られます。
年齢的に、最も早く看護師になるためには、中学卒業後、5年一貫看護師養成課程校に進学することで誰よりも早く看護師として働けます。
受験資格を得られたら、いよいよ国家試験になります。
看護師国家試験は、毎年2月に行われ合格発表が3月になります。その年により日程が変わります。
ちなみに、第111回看護師国家試験は2022年2月13日(日曜日)が試験日になります。
試験会場は北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県です。
看護学校に通学している人は、受験までの手続きは学校側が管理してくれると思います。
受験願書の受付はは前年の11月から12月になります。
受験手数料は5,400円です。手数料の額に相当する収入印紙を受験願書に貼って納付する形になります。
受験手続に必要な提出物は ・受験願書 ・出願前6月以内に脱帽して正面から撮影した写真(縦6cm × 横4cm) ・返信用封筒 その他に、看護系課程を修業・卒業が証明できる書類を提出します。
受験願書の手続き完了後、郵送にて受験票が交付されます。
詳しくは厚生労働省のWebサイトへ。
看護師国家資格の気になる試験内容は?
必修問題50問、一般問題130問、状況設定問題60問で午前と午後のそれぞれ120問ずつにわかれて合計240問出題されます。試験時間は合計5時間20分です。それぞれ2時間40分になり320分で240問と向き合うことになります。
出題形式は選択式と数字を回答する形式で1日かけての回答になります。写真やイラストなどを用いた問題も出題されます。
必修問題にはボーダーラインがあり、50問のうち80%の40問を正解する必要があります。この必修科目のボーダーラインをクリアしていないと、その他の問題で高得点を取ったとしても、不合格になります。
必修問題以外のボーダーラインは毎年変動するので、必修問題を確実にクリアできるようにまずは、勉強を進めたほうがよいと思います。
試験科目は、以下の10科目です。
・人体の構造と機能
・疾病の成り立ちと回復の促進
・健康支援と社会保障制度
・基礎看護学
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・精神看護学
・在宅看護論および看護の統合と実践
気になる合格率は?
過去10年の合格率は88.5%~91.8%と毎年90%の±2%くらいの合格率になっています。
合格率90%ということは、看護師国家試験は、あくまでも看護師になるために必要な基礎知識を判断することを目的にしている試験で、ふるいにかけるための試験ではないことがわかります。
受験者数も増加傾向にあります。注目度の高い国家資格です。
余談になりますが、
准看護師が看護師になるために、働きながらでも学べる2年課程通信制の教育機関があります。
2018年度から7年以上の職務経験があれば通信制の教育機関に進学が可能となっています。
准看護師になるための、進学コースや資格について解説しています。
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